第一回Tier10戦車の抜き方講座 IS-7編①
第三回JUCに参加した時に、Tier10の経験がない、あるいは少ないチームメンバー向けにtanks.gg(https://tanks.gg/)を使用して簡単な解説をしました。
その時に作った資料を、JUC後にTwitterで公開したところ、反響がすごかった(小並感)のですが、正直説明不足な部分もあったので、もっと内容の濃いものを作りたいと思いました。
というわけで、早速本題に入っていきます。今回は、ソ連Tier10HT IS-7の抜き方を解説します。まず初めに、正面から見た時の装甲です。
IS-7を真正面から見た時の図
画像は貫通が340mmのHEATを使用した時の画像を編集したものです。
また、記事中では特に記述がない限り、基本的に340HEATを使用する前提で話しています。
まず目につく弱点は車体下部で、その次に薄いのが車体上部の中央となっています。下部は面積が広く、昼飯をしてもそこまで装甲厚が増えないので見えていたら撃っていいと思います。よほどきつい角度が付いていない限り貫通できます。車体上部も、下の方へ行くほど傾斜が減って、実質装甲厚が減るので、下部を狙った弾が少し上に飛んでしまっても抜けるものだと考えていいでしょう。
ここを狙えば、弾が多少上に飛んでも抜ける。
次に砲塔ですが、言うまでもなくIS-7は砲塔が固く、ほとんど抜けるものではありません。しかし、防盾のすぐ右側が若干ですが傾斜が緩く、340HEATであれば20~30%で抜けたりします。また、貫通が高いT110E3やE4(APCRで375mm)や、JagdE100(HEATで420mm)などであれば、防盾脇をかなり簡単に抜くことができます。逆に自分がIS-7に乗っている場合であれば、それら高貫通の車両相手にハルダウンでどっしり構えて撃ち合うのは、あまり良いとは言えないでしょう。
JagdE100のHEAT(420mm)で撃った時。防盾脇をかなり容易に抜ける。
また、逆三角形をしているドライバーズハッチ(操縦手の入ってる窓があるところ)は傾斜が強く、かなり撃ち下ろさない限り抜けないので、基本的に狙わないほうがいいでしょう。密着した(された)時に、俯角があまりない車両や、車高の高い車両で苦し紛れに撃つくらいでしょうか。
ちなみに、密着しているIS-7に対しては、WZ111 5Aや113であれば、めいっぱい俯角を取って、車体上部をできる限り撃ち下ろせば抜けます。また、密着しているIS-7が自車両のキューポラを狙うなどして上を向いている時は、防盾の真下に隙間ができるので、そこを撃てば抜けます。
かなり狭く見えるかもしれないが、密着している時に赤線で囲った部位を撃てば抜ける。
あとはほとんど使うことがない弱点で、砲塔正面の一部に傾斜がない垂直な部分があります。(下記画像の〇部分) ここはキレイに当たりさえすれば抜けますが、とにかく小さいので狙うだけ無駄かもしれません。おまけ程度に覚えておくといいかも?
次回は、斜めから見た時と、真横から見た時の弱点を解説します。